事業内容

Our Business

当社の主な事業部門

原薬販売事業

原薬とは医薬品の有効成分のことであり、コーア商事(株)は主にその輸入販売を行っております。

医薬品製造販売事業

コーアイセイ(株)及びコーアバイオテックベイ(株)は、医療用医薬品や一般用医薬品の製造販売、仕入販売及び製造業務受託を行っております。

蔵王工場
コーアイセイ 蔵王工場

― 商社機能と製造機能を併せ持つビジネスモデルの独自性 ―

原薬輸入販売だけでなく、製品販売、受託製造など
あらゆる切り口からジェネリックメーカーのベストパートナーとなる

― New Business Model Innovation(経営方針) ―

商社機能と製造機能を併せ持ち
グループシナジーを高める

ビジネスモデルの図

当社グループの事業の特徴

1医薬品業界における当社グループの位置づけ

当社グループは顧客にとって付加価値の高い、高品質で安価な輸入原薬を提供することを主眼において、医薬品原料である原薬の輸入販売を行っております。更に顧客の要望に応えるため、製剤の製造・販売も行い、原薬調達から製剤製造までの一貫した事業が可能な体制のもと、国内外の医薬品メーカーと幅広く取引を行っております。また、自社開発品の製造・販売並びに国内大手メーカー等からの製造受託を積極的に行っており、ジェネリック医薬品を中心に医薬品業界における多様なニーズに対応できる事業展開を行っております。

2研究開発体制

研究開発活動の具体的な内容としては年度ごとに選定したジェネリック医薬品の開発品候補リストに基づいて開発を進めております。研究開発活動の基本方針はがん患者、リウマチ患者、透析患者の3つのカテゴリーに基づくジェネリック医薬品を自社開発しております。
上記3カテゴリー関連医薬品は、抗がん剤、制吐剤、疼痛緩和剤、掻痒皮膚疾患用剤、精神神経用剤、代謝性疾患用剤、抗リウマチ剤等が中心であります。
また、海外において特許満了時期が日本より早く到来する品目において、特許回避のための技術を含めた新規品目の開発が進展するなど特許における優位性が認められる場合、または、既に海外で市場流通している経口剤等の品目において、開発期間短縮が見込まれる場合には、海外製薬会社への開発の外部委託を検討しております。

3事業の体制

原薬販売事業

当社グループは設立以来、「ジェネリックのベストパートナー」となるために顧客が安心して使用できる付加価値の高い、高品質で安価な輸入原薬を安定して供給してまいりました。医薬品原料となる原薬の製造工程等については、当該医薬品の特許等とも密接に係わるため、特許期間中は、当該医薬品の原薬の生産については、開発した新薬メーカーが生産を行うのが一般的です。ジェネリック医薬品については、特許が切れていること、ジェネリック医薬品メーカーは製造販売業者として、幅広いジェネリック医薬品を効率的に取り揃える必要性があること等から、原薬を自社で製造せず、他社から購入することが一般的であると当社グループでは考えております。そのため当社グループはジェネリックメーカーを中心に原薬を供給しております。

当社グループの強みとして世界10ヶ国以上、90社を超える原薬製造業者とネットワークを持つことに加えて、商社でありながら自社で最先端の分析機器を有する「医薬分析センター」を有しており、既に取引をさせて頂いている商品を安定的に提供することはもとより、顧客の研究開発段階からの提案・支援活動を実施しております。具体的には新規販売品目に関しての市場性の調査、新規販売品目に関する規格の立案及びコンセプトの作成、並びに新規販売品目の選定業務を行っております。また、採用が決定した新規開発品目については、開発、営業、品質保証等の社内各部署で協力して承認を取得する必要がありますので、開発スケジュールや品目情報を一元化して管理し、情報の共有化を図っております。

さらには原薬の新たな合成法や精製法を検討し、原薬メーカーに対して品質改善の提案や新規製法の技術提供を行い、高品質で安価な原薬を安定的に提供するための技術的なサポート業務を行っております。

原薬販売事業 原薬販売事業

※試験設備についてはバーチャル見学のページをご参照ください。

医薬品製造販売事業

当社グループは自社製品の製造販売のみならず、国内大手メーカー等からの製造受託を積極的に行っております。またジェネリック医薬品の新規開発に対応するため、開発段階から受託を行うCDMO(Contract Development Manufacturing Organization):医薬品受託製造開発にも力をいれております。

当社グループでは、日本国内のGMP(医薬品の製造管理及び品質管理に関する基準)の要求する基準を充足し、医薬品の製造において最も重要視される品質管理能力を高めることで顧客からの信頼を獲得するとともに、高度な技術が必要な高薬理活性注射剤を、大量生産を得意とする大手メーカーが扱いにくい少量・多品種製造することが可能な設備を保有することで、当社グループ独自の分野の製造受託を行うことが可能になっております。

医薬品製造販売事業

4長期事業計画

医療分野では新規開発の主体は従来の低分子からバイオ医薬品などの高分子に移行し、さらに中分子、再生 医療、遺伝子治療など、モダリティ(治療手段)がより多様化・複雑化するとともに、医療の個別化が進む等大きく変化しています。

このような事業環境の変化の中で企業価値を高めていくためには、変化に対応するためのInnovation(刷新)を継続して実践していく必要があり、当社グループの経営方針である"New Business Model Innovation" に基づき、従来のビジネスモデルに満足することなく、商社機能と製薬機能を併せ持つビジネスの独自性をさらに活用し、国内の医薬品業界によりレベルの高い価値を提供してまいります。

事業別には、原薬販売事業においては医薬品原薬のみならず海外で生産された医薬品を国内へ輸入する医薬品専門商社へ、医薬品製造販売事業においては、M&Aも選択肢に加えて注射剤製造の品質、生産能力をより向上させ注射剤トップジェネリックメーカーを目指してまいります。さらにプライム企業として社会への貢献を念頭にサスティナビリティへの取組を行うことでモダリティ革命を企業価値向上の機会とし、経済的価値と社会的価値を両立させ持続的成長を続けて参ります。

長期事業計画

事業系統図

事業系統図

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