コーア商事ホールディングスグループの取組み
Approach to Sustainability
環境分科会
環境分科会では、環境に関する法令等の遵守徹底、環境負荷物質の排出低減、同業他社の活動状況調査などに取り組んでおります。
2024年6月期におきましては、省エネ法を始めとした環境法令の遵守状況の確認を行い、省エネ法の第2種特定事業者に指定されている拠点において法定目標であるエネルギー消費原単位年平均1%以上の改善に向けて取り組んでおります。
また、環境負荷の低減のために、Scope1、Scope2のGHG排出量について拠点ごとに前期との比較を行うとともに、Scope3についても事業に関連して排出量が多いと思われるカテゴリーから算出を進めました。自社のみならずサプライチェーン全体における今後の課題や、実施した取組の効果について議論を進めております。
社員一人ひとりが、環境問題を自分のこととして捉えられるように設置された「エコ活推進チーム」では、ロゴマークを作成し身近な活動として共感してもらうための活動を進めております。2024年6月期における具体的な身近な活動としては、ペーパータオルの削減、ペットボトルキャップの寄付、クリアホルダーリサイクル、冷蔵庫の設定温度の管理、空調温度の注意喚起ポスター掲示等節電の呼びかけ、Earth Hourへの継続参加に加え、新たにリユースを目的とした「欲しい・あげます」の掲示板を立ち上げ、環境保全に対する意見交換の活性化を図り、シェアリングエコバック、貸し出し傘の設置等の活動を開始しました。
GHG排出量については目標を定め、削減に取り組んでまいります。
TCFD分科会
TCFDを活用した経営戦略立案のための様々な調査や検討を行い、企業価値向上に向けた取組みを実践できるよう活動しています。
[(TCFD=Task Force on Climate-related Financial Disclosures)気候関連財務情報開示タスクフォース]
働き方改革分科会
働き方改革分科会では、育児・介護等を行いやすくし、従業員の健康とワークライフバランスを保つとともに、従業員の成長を促し、その結果としての生産性向上やイノベーション創出などにより、持続的な社会の実現と企業価値向上につなげていくための施策を推進しております。
2024年6月期におきましては、グループ各社に設置された、従業員主導の働き方改革小分科会が主体となり、各社従業員に寄り添った活動を行いました。また、小分科会と人事部門間にて定期的な意見交換の場を設け、エンゲージメント向上に向けた施策を検討すると共に、管理職が主体となったワーキンググループも発足し、会社全体でより良い職場環境を目指した活動を進めております。
・職場環境
従業員の多様性を尊重した採用、研修及び評価制度の充実、柔軟な勤務制度により働きやすい職場環境を整備し、多様性が確保された社内環境の実現を目指しております。
2024年6月期におきましては、グループ横断で構成されるバディチーム以外にも、部署間コミュニケーション活性化を目的としたミーティングを実施したり、感謝し合う仕組み作りを目的としたサンクスポイントシステムの導入など、社員のアイデアによる取組みを積極的に進めました。また、従業員の生活水準向上とインフレ対応のため、特別賞与の支給や平均昇給率の引き上げを実施致しました。引き続き、内部および外部環境が変化する中、従業員が安心して働き続ける事ができる環境整備を進めてまいります。
・従業員の成長
従業員一人ひとりの自律的なキャリア開発を支援しつつ、多様性を尊重できる人材の育成を目指し、知識に留まらず、行動に繋げていくことを重視し、「自ら学び、考え、想像力を働かせ、乗り越えていける力」=「考動力」をコンセプトとして従業員の成長を促すよう取り組んでおります。
2024年6月期におきましては、スキルマップの明確化により、これまでのマネジメントコースに加え、専門的なスキルを活かして活躍するスペシャリストコースの運用を開始致しました。また、小分科会においては、チューター制度の導入や、他部署(拠点)見学会の実施、エンゲージメント調査結果に基づいた研修の推進など、従業員からの提案も積極的に具現化しました。今後も、人事部門と小分科会の協働により、人財育成プログラムの確立を目指してまいります。
SSCM分科会
環境保全や適正・公正な取引の実践のためには、サプライチェーン全体での協働が必要であると認識しています。そのため、当社の調達基本方針に従い、サプライヤーへのアンケート調査を継続的に実施しています。アンケート内容は、コンプライアンス、品質、公平・公正な取引、環境、人権、情報管理から構成されております。
実施したアンケートについては、個別にフィードバックを行っております。引き続き、サプライヤーと連携して持続可能なサプライチェーン・マネジメントに取り組んでまいります。
[(SSCM=Sustainability Supply Chain Management)持続可能なサプライチェーン管理]
社会貢献活動
社会貢献活動の一環として、AfriMedico、赤い羽根共同募金、内藤記念科学振興財団、日本赤十字社、日本ユニセフ協会に寄付を行っております。2024年6月期には、令和6年能登半島地震に関し、グループ全社で初めてのマッチング寄付を実施いたしました。また、10代の学生が中心となって活動している「トンガリーズ」が企画した聴者と聾者に関係なくコミュニケーションを楽しむことを目指したイベント(平塚こども縁日)に協賛いたしました。
認定NPO法人AfriMedico
「置き薬」の仕組みを利用し、医療アクセスが行き届かないアフリカ農村部へ薬を届けている認定NPO法人です。
内藤記念科学振興財団
人類の疾病の予防と治療に関する自然科学の研究を奨励し、もって学術の振興および人類の福祉に寄与することを目的として、エーザイ(株)の創業者内藤豊次およびエーザイ株式会社の出捐により、昭和44年に設立されました。
(内藤記念科学振興財団様ホームページより引用)