コーア商事ホールディングスグループの取組み
Approach to Sustainability
環境分科会
環境分科会では、省エネ法を始めとした環境に関する法令等の遵守徹底、環境負荷物質の排出低減、同業他社の活動状況調査などに取り組んでおります。
2025年6月期におきましては、環境負荷の低減のために、Scope1、Scope2、Scope3のGHG排出量について拠点ごとに確認し、削減策の検討を進めております。具体的には、拠点ごとの電気使用量を確認し、増加した拠点の要因分析や、排出量の高い設備の特定と代替設備の調査、再生可能エネルギーによって発電された電力の導入や非化石証書購入の検討等を行いました。
社員一人ひとりが、環境問題を自分のこととして捉えられるように設置された「エコ活推進チーム」では、ロゴマークを作成し身近な活動として共感してもらうための活動を進めております。2025年6月期には全社員の参加を促すためにアンケートを実施し、取り組んだ活動内容と成果をポスターの掲示やグループ内広報誌等を通じて全社に発信する等の啓発活動を行っております。
「エコ活」での具体的な取組みは以下のとおりです。
- ・ペーパータオルの一部廃止
- ・昼休み時の一部消灯
- ・書籍の寄付
- ・社内で使用した文具のリユースを呼びかけ
- ・マイボトル・マイカップ利用の奨励
- ・ペットボトルキャップやクリアホルダーの回収とリサイクル
- ・貸出傘の設置
- ・EarthHourへの参加
- ・冷蔵庫の温度設定管理
- ・空調温度の注意喚起
GHG排出量については目標の検討を進めながら、削減に取り組んでまいります。
TCFD分科会
TCFDを活用した経営戦略立案のための様々な調査や検討を行い、企業価値向上に向けた取組みを実践できるよう活動しています。
[(TCFD=Task Force on Climate-related Financial Disclosures)気候関連財務情報開示タスクフォース]
働き方改革分科会
働き方改革分科会では、育児・介護等を行いやすくし、従業員の健康とワークライフバランスを保つとともに、従業員の成長を促し、その結果としての生産性向上やイノベーション創出などにより、持続的な社会の実現と企業価値向上につなげていくための施策を推進しております。
2025年6月期におきましても、グループ各社に設置された、従業員主導の働き方改革小分科会が主体となり、各社従業員に寄り添った活動を行いました。
5年目となるエンゲージメント調査では、課題の本質をより深く理解するため、質問項目を追加し、効果的な対策から優先的に着手できるよう工夫いたしました。また、従業員のウェルビーイングに関する質問も新たに設定しました。これら調査結果を基に、皆で協力して改善策を実行することで、より働きやすい職場環境づくりと組織全体の成長に繋げてまいります。
・職場環境
従業員の多様性を尊重した採用、研修及び評価制度の充実、柔軟な勤務制度により働きやすい職場環境を整備し、多様性が確保された社内環境の実現を目指しております。
2025年6月期は、バディチームやコミュニケーションミーティングに加えて、自己紹介シートの導入、若手社員によるツール活用紹介や、有志によるイベント活動を通じて、社員間の相互理解と関係性構築の促進を図りました。さらに、社内で手軽に食事や菓子類を購入できるサービスを導入し、福利厚生の充実を図るなど、会社全体でより良い職場環境を目指した取組みを着実に実行しています。
引き続き、内部および外部環境が変化する中、従業員が安心して働き続ける事ができる環境整備を進めてまいります。
・従業員の成長
従業員一人ひとりの自律的なキャリア開発を支援しつつ、多様性を尊重できる人材の育成を目指し、知識に留まらず、行動に繋げていくことを重視し、「自ら学び、考え、想像力を働かせ、乗り越えていける力」=「考動力」をコンセプトとして従業員の成長を促すよう取り組んでおります。
2025年6月期は、次期管理職まで対象を広げ、外部講師によるコミュニケーション研修を実施しました。小分科会では、エンゲージメント調査の結果に基づいた主体的な研修の実施や、その効果検証に取り組みました。また、研修・勉強会に関する社内アンケートを実施し、その要望を受けて、各部門で独自に行っていた勉強会を他部門にも開かれたものとしました。今後も、人事部門と小分科会の協働により、人財育成プログラムの確立を目指してまいります。
SSCM分科会
環境保全や適正・公正な取引の実践のためには、サプライチェーン全体での協働が必要であると認識しています。そのため、当社の調達基本方針に従い、サプライヤーへのアンケート調査を継続的に実施しています。アンケート内容は、コンプライアンス、品質、公平・公正な取引、環境、人権、情報管理から構成されております。
実施したアンケートについては、個別にフィードバックを行っております。引き続き、サプライヤーと連携して持続可能なサプライチェーン・マネジメントに取り組んでまいります。
[(SSCM=Sustainability Supply Chain Management)持続可能なサプライチェーン管理]
社会貢献活動
社会貢献活動の一環として、AfriMedico、赤い羽根共同募金、日本赤十字社、日本ユニセフ協会に寄付を行っております。
AfriMedico
「置き薬」の仕組みを利用し、医療アクセスが行き届かないアフリカ農村部へ薬を届けています。